山田太一の小説「異人たちとの夏」を実写映画化した、映画『異人たち』(原題:All Of Us Strangers)がディズニープラスコンテンツブランド「スター」にて、6月19日(水)16:00より見放題独占配信を開始します。 本作は、山田太一の傑作小説「異人たちとの夏」を、『荒野にて』『さざなみ』のアンドリュー・ヘイ監督が映画化した愛と喪失の物語です。
賞レースでも注目を集める話題の映画が登場!山田太一の長編小説をアンドリュー・ヘイ監督が幻想的に描いた感動作
1987年に出版され、第1回山本周五郎賞を受賞、日本を代表する名脚本家・作家である山田太一作の長編小説「異人たちとの夏」(新潮社刊)を、『荒野にて』(17)、『さざなみ』(15)など数々の賞に輝き、世界で絶賛された作品を送り続ける監督/脚本家アンドリュー・ヘイの手により再映画化した『異人たち』。
2023年11月29日に惜しくも逝去された山田太一の原作による本作は、英国インディペンデント映画賞で作品賞・監督賞・脚本賞・助演男優賞(ポール・メスカル)・撮影賞・編集賞・音楽監修賞等、主要部門を独占する最多7冠に輝き、第77回英国アカデミー賞では作品賞・監督賞・助演男優賞・助演女優賞・脚色賞・キャスティング賞にノミネート。さらに、第81回ゴールデングローブ賞において、主演男優賞(ドラマ部門) にアンドリュー・スコットがノミネートされるなど、賞レースでも注目を集めている。本国イギリスでは、大作・競合ひしめく中、2位で初登場。引き続き、4週連続トップ10を維持するスマッシュヒットとなり、山田氏のオリジナリティ溢れたストーリーに、ヘイ監督ならではの感性あふれる脚色と演出が加えられたことで、時代を超えて多くの人々の心に残り続ける新たな傑作が誕生した。
本作の主人公は、夜になると人の気配が遠のくロンドンのタワーマンションに暮らす脚本家・アダム(アンドリュー・スコット)。12歳の時に交通事故で両親を亡くして以来、孤独な人生を歩んできた彼は、在りし日の両親の思い出に基づく脚本に取り組んでいる。ある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪ねると、そこには30年前に他界した父(ジェイミー・ベル)と母(クレア・フォイ)が当時のままの姿で住んでいた。アダムは足繁く実家に通い、かつて失ったはずの心満たされるひとときに浸る一方、同じマンションの住人である謎めいた青年ハリーと恋に落ちていく。しかし、その夢のような愛おしい日々は永遠には続かなかった……。
子供の頃の記憶をたどって懐かしい故郷を訪れた主人公のアダムが、まるでタイムスリップしたかのように、死別した両親との再会を果たす。山田太一が創作したこのユニークな幻想譚に魅了されたアンドリュー・ヘイ監督は、本作の再映画化にあたり、自らのプライベートな要素を織り交ぜ、愛と孤独、喪失と再生、家族の絆といった普遍的なテーマを探求。美しく、幻想的な映像とともにエモーショナルに登場人物たちの心情が紡ぎ出している。
劇場公開後には「余韻から抜け出せない」「嗚咽しそうになって口を押さえて泣いていた」「生涯ベスト級」と絶賛の声が後を絶たず、多くの人々の心に刻み込まれた本作。そんな魂を揺さぶる映画『異人たち』がディズニープラス「スター」で6月19日(水)より見放題独占配信開始。観る者をリアルとファンタジーの狭間へと誘う夢幻的な映画体験を何度でもご堪能ください!
『異人たち』作品情報
原題:All of Us Strangers
原作:「異人たちとの夏」山田太一著(新潮文庫刊)
監督:アンドリュー・ヘイ『WEEKEND ウィークエンド』『さざなみ』『荒野にて』
出演:アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、ジェイミー・ベル、クレア・フォイ