ピクサー・アニメーション・スタジオの最新作で、オリジナル・アニメーションシリーズとなる『ウィン or ルーズ』をディズニープラスで2月19日(水)17時より、初回2話独占配信します。この度、最新キービジュアルと2つのクリップ映像を解禁しました。
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ピクサーが挑む完全オリジナル・アニメーションシリーズ!それぞれのキャラクター視点で描かれる運命の一週間
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『ウィン or ルーズ』は、中学生男女混合ソフトボールチーム「ピクルス」のメンバー8人が、1週間後に迫る大きな大会まで様々な想いで準備をする様子を描く物語。全8話構成で、それぞれのエピソードでは、同じ一週間が選手・その家族・審判など複数の視点から描かれる。自信なさそうな子供たち、過保護な親、恋に悩む審判など、一つの出来事を取り巻くさまざまな人の視点が多角的に描かれる斬新なつくりとなっている。
製作陣には、ピクサー・スタジオの系譜を彩ってきたクリエイターたちが名を連ねる。キャリー・ホブソン(『あの夏のルカ』プロデューサー)とマイケル・イェーツ(『ソウルフル・ワールド』ストーリー・アーティスト)が脚本・監督、エグゼクティブ・プロデューサーを務め、『リメンバー・ミー』や『ファインディング・ドリー』でヴィジュアル・エフェクトを担当したデビッド・ラリーがプロデューサーを務める。製作総指揮は、昨年夏に公開された、世界興行収入アニメーション歴代No1作品『インサイド・ヘッド2』の製作総指揮を務め、前作『インサイド・ヘッド』を始め監督を担当した作品でアカデミー賞®3度受賞したピート・ドクター、アカデミー賞®2度受賞で「トイ・ストーリー」シリーズの原案や、『ファインディング・ドリー』の監督を務めたアンドリュー・スタントン、さらに『私ときどきレッサーパンダ』でプロデューサーを務めたリンジー・コリンズらそうそうたるメンバーが務める。ドラマを彩る、『アイアンマン』でグラミー賞ノミネートのラミン・ジャヴァディの音楽にも注目。
第1話と第4話のクリップ映像を公開!
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第1話『コーチの子』
ローリーはソフトボールチームの中で実力がある選手ではないが、「自分はできる」と自身を励まし頑張っている。12歳の彼女は不安と闘い、その不安は本人にしか見ることのできない生物、「汗ボール」となって現れる。決勝大会が近づくにつれ、ローリーの不安は高まっていき、文字通りどんどん大きくなる汗ボールを背負い、その重圧に必死に耐える。彼女の唯一であり最大の望みは、ヒットを決めてチームのコーチでもある父親に誇りに思ってもらうことだ。
▶第1話の特別映像はこちら(ディズニープラス公式YouTubeチャンネル)
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第4話『スパイク』
ロシェルはソフトボールチームのスター選手で、成績優秀な上に、売店でのアルバイトもこなす。 ひとり親家庭の長女であるロシェルは、できるだけ早く成長しなければならなかった。お金に困っている彼女は、翌年のソフトボールチームの部費を払うため懸命に働いている。そんなある日、クラスメイトの課題を手伝うことで、小遣いを稼ぐチャンスを掴むロシェル。これはカンニングではないのか?という疑問を抱きながら、しぶしぶ課題の代行サービスを始める。
▶第4話の特別映像はこちら(ディズニープラス公式YouTubeチャンネル)
脚本家兼監督のマイケル・イェーツ氏&キャリー・ホブソン氏、プロデューサーのデビッド・ラリー氏らのコメントが到着
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『ウィン or ルーズ』は毎回異なる登場人物の視点から物語が描かれており、8人の主人公が登場する。それぞれにお気に入りや印象に残ったキャラクターを聞くと、監督のキャリーは実は子供の頃にソフトボールをやっていて、しかも監督がお父さんだったとのことで「実際自分自身に起きた経験から生まれたキャラクターだった」と語った。またプロデューサーのデビッド・ラリー氏は、第2話に登場する審判のフランクに共感する部分が多いという。「僕が一番恐れているのは、自分が認めたくないほど審判のフランクに似ていることだと思います。僕は(自分の中に)少しフランクがいます。僕はいつも鎧をつけているのです。(第2話のフランクのエピソードで、フランクが心の中で鎧を身につけて、他人からの攻撃や非難を交わす姿が描かれている)」と自分自身を守るために心を閉ざしてしまうことがあると語った。続けてキャリー・ホブソン氏は、なぜ審判を主人公にしようと思ったかについて「私はいつも審判がかわいそうだと思っています。どんなスポーツのレフリーたちも。彼らは自分の仕事をできるだけ正確にこなそうとしています。特に中学生くらいの年齢だと、プロではないですが、審判の内容によっては親たちが怒るのです。だから、私たちはそれを表現したかった。第一に、『このかわいそうな人を罵倒する前に、よく考えなさい』と。そして、フランクは教師であり、審判ですが、それ以上の存在であることも明かします。彼には私生活があり、愛を追い求めているのです。」とキャラクター1人ひとりにそれぞれの人生があり、自分たちと同じように悩みを抱えていることをフランクというキャラクターを通じて表現していることを明かした。
また脚本家兼監督のマイケル・イェーツ氏によれば、本作でソフトボールの試合を描くことで人生にも共通する教訓を得られることを伝えたかったのだという。「番組のタイトルは『Win or Lose(勝つか負けるか)』です。そして、僕たちは、人生とはソフトボールの試合のようなものだということを伝えたかったのです。人生では時々、投手からの球をバッターが受ける際、(審判に)その球を誤って判定されることもあります。そして、僕たちは、その球を打つか、それともボールとして見逃すか判断しないといけないのです。」と何か困難に巻き込まれた時、勇気を出して勝負することも大事だが、時にはグッとこらえ見逃さなければならない問題に出会うこともあると語った。続けて「笑ってほしいです。泣いてほしいです。とにかくこの作品を楽しんでほしいです。」と視聴者へのメッセージを送った。
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デビッド・ラリー氏によると、本作は日本のある作品から影響を受けているという。「人々が自分たちの人生の中で抱えていることを、アニメーションを使ってちょっと劇的にしています。(この作品の)制作を通して、僕たちは多くの日本のアニメーションから影響を受けました。例えば、今敏監督の『パプリカ』が一つの例ですが、そういった作品から多くの影響を受けています。」と国際的に知られる今敏監督の『パプリカ』から影響を受けて制作されたことを明かした。
さらに今回、『ナイト ミュージアム』や『マイ・エレメント』、「『インサイド・アウト』の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ」も手掛けたソングライターのシェーン・イーライ&ジョニー・パクファー(キャンプファイヤー)のインタビューも到着。本作のために、なんと15曲の楽曲を制作したという2人の特に気に入っている楽曲を明かした。ジョニー・パクファー氏は「選ぶのは難しいです。どの歌も、制作中のある瞬間において、僕たちのお気に入りだったと思います。でも、僕にとっては『What it All Means』(訳:それが何を意味するか)ですね。それは、アイラ(第5話の主人公)のエンド・クレジットの歌です。そしてそれは、僕たち人間が毎年経験する実存的な危機を歌っている歌の一つです。星を見上げると、自分が少し小さく感じることがあります。そういうことを歌っている楽曲です。だから、その歌を書いているときは、どこかセラピーのセッションのような感じで、僕たちはその気持ちを書こうとしました。だから、それが僕のお気に入りですね。」と語った。シェーン・イーライ氏は「僕のお気に入りは間違いなく『What It All Means』と『Key to Life』(訳:人生の鍵)ですね。この番組の制作を始める4、5ヶ月前に、僕は初めて父親になったのです。初めての男の子が生まれました。そして、その歌は息子へのラブレターのようなものです。だから多分、それは僕にとって一番心に響く歌です。そしてそれは、僕たちが最後に書いた曲だったと思います。」と語り、『Key to Life』は生まれたばかりの息子に贈る楽曲であることを明かした。
ピクサーのオリジナル・アニメーションシリーズであり最新作・人生の課題に立ち向かう全ての人に贈る、勝利を賭けた1週間の物語『ウィン or ルーズ』は2月19日(水)よりディズニープラスで独占配信スタート!